高砂の松【阿蘇神社】

阿蘇神社の境内には、別名”縁結びの松”と呼ばれている「高砂の松」があります。

1060年前、阿蘇神社の26代宮司・阿蘇友成が宮中参内のため京に上がった際、播州尾上で縁起のよい松に詣で、その実を持ち帰り植えたものを植え替えをしながら育ててきた松なのだそうです。

世阿弥元清の謡曲の冒頭に出てくる松で、良縁を望む人は、女性は右回りに2回、男性は左回りに2回松の周辺をまわり、ご祈願ください。

スポンサーリンク

  • 住所

    熊本県阿蘇市宮地3083-1

  • アクセス

    ・JR豊肥本線「宮地駅」から徒歩約15分

阿蘇神社について

阿蘇山の北麓に鎮座する阿蘇神社。

孝霊天皇9年(紀元前282)に創建されたと伝わる、全国約500社ある阿蘇神社の総本社です。

一般的な神社と異なり、参道が拝殿ではなく阿蘇山に向かってつくられていることから、本来の御祭神は阿蘇山であるとも言われています。上記に記した縁結びの「高砂の松」をはじめ、「願かけ石」や「神の泉」など開運スポットが多いことでも知られる神社です。

古来より、火山信仰と融合し、発展してきた肥後国一の宮。毎年多くの方が参拝に訪れます。

[御祭神]

阿蘇十二明神(あそじゅうにみょうじん)

※健磐龍命(たけいわたつのみこと)を主祭神に、その妃神・阿蘇都比咩命(あそつひめのみこと)、彦八井命(ひこやいのみこと)、比咩御子神(ひめみこのかみ)、彦御子神(ひこみこのかみ)、若比咩神(わかひめのかみ)、新彦神(にいひこのかみ)、新比咩神(にいひめのかみ)、若彦神(わかひこのかみ)、弥比咩神(やひめのかみ)、速瓶玉命(はやみかたまのみこと)、金凝神(かねこりのかみ)

主祭神の健磐龍命は、初代天皇・神武天皇の孫神にあたり、阿蘇を開発し、九州を治めた神です。土地を開き農耕を広めたことから、五穀豊穣の神、生活全般を守護する神として信仰を集めています。

また阿蘇山の火山神としても崇敬されています。

スポンサーリンク

[境内パワースポット]

願かけ石

主祭神・健磐龍命が、諸願を込めて額ずいたといわれる神石です。

古来より長く神石として保存されてきましたが、南北朝時代ごろから人々もこの石に触れ、願いごとをするようになったといわれています。ご祈願にあたっては、まず心の中で願いごとを念じてこの霊石を3度撫で、さらに願いごとを唱えるとよいとのことです。

神の泉

当神社が鎮座する一の宮町は、古来より地下水が湧き出る清泉の町として知られています。

特に神域に湧き出る「神の泉」は、美味芳醇で名高く、不老長寿の水として引用されています。県外から水を汲みに来られる方もいるという人気の名水です。

縁結びのお守り

縁結守

赤い糸と糸巻きの雅なお守り。

運命の赤い糸が手繰り寄せれるよう祈念された縁結びのお守りです。

スポンサーリンク